TRACK by TRACK スタッフによる楽曲解説

Hostessスタッフによる各曲解説!

Disc1

1. Radiohead - Lotus Flower
ブリアルをはじめとした当代きってのビート・メイカー達とトム・ヨークの交流を経てリリースされ、バンド史上最もビートに特化したアルバムとなった『ザ・キング・オブ・リムス』。水面を跳ねるスネアと地をえぐり根を張るようなベースが引率するこの曲は突然のアルバム完成宣言から4日後にPVと共に発表され世界中を驚かせました。(Tate)
2. Arctic Monkeys - Suck It And See
言わずと知れた2000年代最強のロック・バンド、アークティック・モンキーズ。6月にリリースされた通算4枚目のアルバムから、タイトル・ソングの「サック・イット・アンド・シー」です。フジロックでの素晴らしいパフォーマンスや、ドラムのマットが主演を務めたPVも話題となりました。(T)
3. St. Vincent - Cruel
ザ・ナショナルのメンバーも「美しい!」と、お墨付きの美貌を持っているUSインディー界の歌姫アニー嬢のソロ・プロジェクト、セイント・ヴィンセント。この曲も収録されている最新作『ストレンジ・マーシー』は、海外メディアにて軒並み高得点を叩きだし、ポップでありながらもアニー嬢の個性的なギターが光る素晴らしい作品となっています。2012年1月には待望の初来日公演も決定!(Marippe)
4. Atlas Sound / Mona Lisa
かつての引きこもり青年の風貌から一転、リーゼントにキメたブラッドフォード・コックスには色気が漂っています。色気といってもキングス・オブ・レオンのような男の色気ではなく、彼が身にまとっているのは死の色気。この世のものとは思えないほど甘美なこのトラックは、聴き手をゆっくりと死の快楽へと誘惑しています。(K)
5. Panda Bear / Tomboy
いつの間にやら「これってアニコレっぽいね」という表現がごく当たり前に言われるほど、たくさんのフォロワーを生んでいるアニマル・コレクティヴですが、やっぱり未だ本家に勝るバンドなし(断言)!そんなアニコレのキラキラ・メロディのキー・パーソン(&イケメン担当)、パンダ・ベアことノア・レノックスさん、ソロでも結構良い仕事してるんです。(えの)
6. Mogwai / How To Be Werewolf
ポストロック界の重鎮、モグワイの最新7thアルバム『ハードコア・ウィル・ネヴァー・ダイ・バット・ユー・ウィル』に収録。静寂の中からだんだんと立ち上がる “白いノイズ”が、高揚感と恍惚感で聴くものを優しく包みこむ、モグワイ史上屈指の名曲。彼らがデビューから15年近く経った今も変わらず愛され続ける理由が、この曲にギュッと詰まっています。(でらちゃん)
7. M83 / Midnight City
2枚組超大作最新アルバム『ハリー・アップ・ウィ・アー・ドリーミング』のリード・トラック。多幸感溢れるキラキラしたニュー・ディスコなメロディは1度聴くと頭から離れません。シューゲイズ・エレクトロという言葉では収まりきらない、様々な楽しみを詰め込んだ宝箱のような1曲です。ハッピーないい夢見れそうです。おやすみなさい。 (ntmkzm)
8. SBTRKT / Wildfire
“メインストリーム”と“アンダーグラウンド”の世界を自由に行き来し、どこまでもその道筋を把握しているアーティスト、サブトラクト。“アルバム”、“ライヴ”、“DJ”で見せるサブトラクトの顔はまったく別なものに。でも正体はぜったい明かしませんからね、この男。(一騎)
9. Friendly Fires - Hawaiian Air
度重なるフライトへの苛立ちとハワイの開放感をユーモラスに歌ったこの曲は、アルバム『パラ』のマスタリング前日、正にぎりぎりで完成したそう。「大観衆の前で演奏することを念頭に置いて制作した。」というエドの言葉の通りライヴでこの曲を聴くと格別で、サビで炸裂する高揚感はかのアンセム「パリス」にも匹敵します。本当にハワイに行って撮影されたPVも必見です。(Tate)
10. Toro Y Moi - Still Sound
ここHostessでは“トロちゃん”と呼ばれているトロ・イ・モワ。この曲「スティル・サウンド」で“僕は独りぼっちにはなりたくないから”と気だるく歌う絶妙なサウダージ感とファンクネスはもはやジャンルレス。ジャケット写真に写るグレープフルーツをかじる髭面の男が本人であるかは確認が取れていない。 (✈✈✈)
11. WU LYF - We Bros
FUJI ROCK FESTIVAL’11で初の来日を果たし、彼の真の“素顔”をさらした圧倒的なパフォーマンスは…とても20代前半とは思えないパワーがみなぎっていました。どこまでも純粋で青く、広い世界観を感じさせる彼らのサウンドは、もう“マンチェスター”や“期待の新人”、“正体不明”という表現は必要ないと思いませんか?今、あなたの耳で鳴っている、それがウー・ライフというバンドです。(一騎)
12. Los Campesinos! - Hello Sadness
ロス・キャンの良さを分かってる人は分かってるのです。ド・インディーのバンドかもしれないけど、彼らはロマンチックな頑張りやさんなのです。たまにはそれだけでもいいじゃない?ロス・キャンの魅力は歌詞に隠れています。かなりエモーショナルなガキ達ですよ。「君の舌は波で 唇が海岸 僕が水上の投げ荷 さよなら勇気 僕は君のキスの唾液の跡に航海する全ての船を洗礼する さよなら勇気、また悲しみよ、こんにちは」(「ハロー・サッドネス」歌詞対訳より引用)(とらとらぶらぶら)
13. The Horrors - I Can See Through You
UKロックの異端児ザ・ホラーズのサード・アルバム『スカイング』の中でも一際メロディアスな一曲。ガレージからサイケへの華麗なる転身は間違いなくアート・ロック最先端。音の変化に比例するように、デビュー時は全身真っ黒ファッションでしたが、最近アロハシャツなんて着てます。ホラーズの美しすぎる世界観、惚れます。(HIRA)
14. Anna Calvi - Blackout
ブライアン・イーノが彼女の事を“パティ・スミス以来最高のアーティスト”と絶賛するなど、様々なアーティストから支持が高い彼女。広大でドリーミーなサウンドが印象的で、ポップ・ソングのアイディアをより革新的なコンセプトとサウンドに混ぜ合わせています。デヴィッド・リンチからドビュッシーまで幅広い影響のあるこの作品は、2011年度のMercury Music Prizeにノミネートされるなど、今年に不可欠なアルバムでしょう!(ジョー)
15. Thurston Moore - Benediction
ソニック・ユースのフロントマンとしてロック・シーンを牽引するサーストン・ムーアが、盟友ベックをプロデューサーに迎えリリースしたソロ3作目『デモリッシュド・ソウツ』からのシングル曲。アトムス・フォー・ピースのジョーイ・ワロンカーがパーカッションを務めています。サーストン版『シー・チェンジ』か!と思わせるグッとくる美しいメロディは絶品です。(killwacko)
16. Bon Iver - Holocene
この原稿を書いている時点では、世界各国のメディアの年間ベストの発表はまだほとんど出てきていませんが、2011年を振り返った時に、ベストな評価を下されることが間違いない、ボンちゃんこと、ボン・イヴェールの大傑作2ndアルバム『ボン・イヴェール』からの最新シングル。最初にアルバムの音が届いたのは震災直前の3月上旬でしたが、震災の被害で心が滅入りそうな時、常に僕の心を癒してくれたのがこのアルバムでした。ベタいと言われてもしょうがないですが、個人的に年間ベストは圧倒的に1位です。とにかく必聴&必見です!!(三軒茶屋Cyndicate)

Disc2

1. Howler - I Told You Once
ヴォーカル/ギターのジョーダンは若干19歳!アメリカはミネアポリス出身の5人組によるデビューEPからの1曲。イントロのアコギが鳴り響いた瞬間の清々しさは、ロックというジャンルに括ることすら陳腐に思えるほど、普遍的なメロディが溢れ出しついつい口ずさみたくなります。ロック好きのみならず、幅広い層のリスナーに届くことを願いたい。 (工藤)
2. Theme Park - Wax
ロンドン出身4人組の話題の新人バンド。限定7インチでリリースされたこの楽曲は、ドリーミーな雰囲気を漂わせ、80年代の影響もありつつアップビートかつスペーシーな曲となっています。高校のとき、毎晩CDを聞きながら寝た人も多いと思いますが、僕もこの曲をリピートして聴きながら寝たかった。サビの歌詞が永遠にループします…"We got the love, we got the night, we got the time, we got the fight"(BNE)
3. Jai Paul - BTSTU (Edit)
ロンドン出身のソングライター/プロデューサーであるジェイ・ポール。2007年に制作された「BTSTU」が徐々にブロガーの間で人気を集め、2011年Sound Of BBCに選出された大型新人です。ジェイムス・ブレイクに通じるような緻密に計算されたエレクトロ・サウンドは、この時代の空気を見事に切り抜き、迷える若者の道標となるでしょう。(工藤)
4. Gotye - Somebody That I Used To Know (feat. Kimbra)
オーストラリアで大人気のアーティスト、ゴティエの新しいアルバムからのメイン・シングル。割とパワフルな失恋ソングです。『シー・チェンジ』期のベックの様な静かな雰囲気から始まり、恋愛を振り返りつつ、サビでは彼が失恋した痛みで半分泣いているかの様なソウルフルな歌声で「別れたのはいいけど、なぜ僕のことをそんなに冷たく無視するのか?」と歌うリアルな失恋ソング。切ない感じがありながら、何回も聞きたくなる曲です。(BNE)
5. Rose Hill Drive - Americana
2000年、アメリカはコロラド州ボルダーで結成された4人組ロック・バンド、ローズ・ヒル・ドライブ。通算3枚目のアルバムから、タイトル・ソングの「アメリカーナ」です。ザ・フーやエアロスミスといった大物バンドのサポート・アクトに抜擢されるなど、既にその実力が高く評価されている期待のバンドです。(T)
6. Airship - Kids
英マンチェスターからデビューを飾った平均年齢22歳の若き4人組、エアシップ。叙情的なメロディと洗練されたギター・サウンドは、まさに正統派UKロックそのもの。最近のUKロック・シーンがあまりに閑散としていたので、初めてこの曲を聴いた時は「こんなバンド、待ってました!」と安心して思わず涙…。決して派手でも激しくもないのに、ジワジワと感情揺さぶられるこの感じに全信頼を寄せています。長い目で見守りたい期待のニューカマーです。(でらちゃん)
7. Hanni El Khatib - Build. Destroy. Rebuild.
スケート・ブランドHUFの元チーフ・デザイナー!デビューにしてNIKEとCONVERSEの世界CMソングに抜擢!!更には今後ヨーロッパの日産のCMソングにも抜擢される予定と、海の向こうでは早くも話題沸騰中のハンニ・エル・カティーブ。この曲はCONVERSEのCM曲としても話題になった、アグレッシヴなロック・ソング。ちなみに、Hostessスタッフからは、そのあまりに兄貴的なキャラから、ハン兄(はんにい)と呼ばれ愛されています!(三軒茶屋Cyndicate)
8. Zulu Winter - Never Leave
フレンドリー・ファイアーズがフェイヴァリットに挙げ、自身のUKツアーの前座にも 抜擢した話題のロンドン出身5人組バンド。この「ネヴァー・リーヴ」でバンドはマッドチェスターのグルーヴを手に熱を帯びた演奏を展開しています。中盤から終盤にかけてシューゲイザーが顔を出しクライマックスを演出する辺りも正にザ・UKバンド!(Tate)
9. Inc. - Swear
LA出身、ダニエル・エイジド、アンドリュー・エイジドによる妖艶系イケメン兄弟ユニット、インク!元々はティーン・インクと言う名前で、50セント、エルトン・ジョン、ファレル・ウィリアムス、ベックと言った、超大物アーティストのスタジオ・ミュージシャンやライヴのバック・バンドなど裏方として活躍していたという彼らが、4ADと契約し、2012年遂にアルバム・デビューが決定!80’sサウンドをチルウェイヴに昇華したようなサウンドは、懐かしくも新しい2012年の流行となりそうな予感大です!!(三軒茶屋Cyndicate)
10. Exlovers - Blowing Kisses
ロンドン出身の5人組、エクスラヴァーズのことは、インディー・ポップやネオアコ好きの早耳さんならチェック済みかもしれません。憂いを含んだ男女ツイン・ボーカルのハーモニーと乾いたギター・サウンドが生み出す極上ポップ・チューンは、いつ聴いても胸キュン。かといって決してピュアになりすぎない、少し斜めに構えているというか、ちょっぴり甘辛風味なのが良い。甘いだけじゃ物足りないあなた向けです。(でらちゃん)
11. First Aid Kit - The Lion's RoarFirst Aid Kit - The Lion's Roar
スウェーデンはストックホルム郊外出身クララ(18才)とジョアンナ(21才)のソダーバーグ姉妹によるフォーク・デュオ“ファースト・エイド・キット”の新曲です。姉妹ならではの美しいボーカル・ハーモニーに癒されてしまいますよ。この曲を聴いてファンになった方は、彼女達がYouTubeに投稿したフリート・フォクシーズのカヴァーを是非チェックしてみてください。(killwacko)
12. Perfume Genius
2010年の夏にワシントン州シアトルからひとりの青年がこっそりとデビューしました。その際デビュー・アルバムでは、彼のベッドルームで作られた曲そのままがアルバムに収録されているからか、彼の声、歌詞や曲はそのままになっていて、そこにはなにか特別なものが感じられました。若い割には既に色んな経験があったらしく、その事を書いており、聴く度に感動しちゃいます。2012年2月にリリース予定のセカンド・アルバム『プット・ユア・バック・イン・トゥ・イット』から、「ダーク・パーツ」をゆっくり心を開いて聴いて下さい。(とらとらぶらぶら)
13. Youth Lagoon - Cannons
ベッドルーム・ポップ界期待の新人と言われ、現在話題となっている弱冠23歳のトレバー・パワーズによるソロ・プロジェクト、ユース・ラグーン。彼が抱えている“極度の不安”を克服するべく作り出したというデビュー・アルバムでは、美しいメロディの中で、彼がひた向きにその不安と向き合い、戦う世界観が静かに歌われています。繊細な雰囲気の中にも真の強さが感じられる作品は、きっと数多くの人の心を揺さぶるはず。 (Marippe)
14. Trailer Trash Tracys - Candy Girl
このバンドと私の繋がりは深いです。昔、ロンドンに住んでいた時に初期トレーラー・トラッシュ・トレイシーズのマネージャーをしていて、友達でもあり、色々思い出があります。デヴィット・リンチのサウンドトラックに入っていそうな「キャンディー・ガール」を2009年に聴いたザ・エックス・エックスも大ファンになり、一緒にツアーもしていました。2011年にDominoと契約した彼ら。来年その輝くシューゲーザー・ポップのアルバムをみんなに聴かせたいです。 (とらとらぶらぶら)
15. Young Magic - You With Air
トロ・イ・モワやビーチ・ハウス、ダン・ディーコンなど、実はキラリと光る秀逸アーティストを意外と頻繁に輩出している(のに割と見逃されがちな)Carpark Recordsが次にプッシュするニュー・アクトが、このヤング・マジック。オーストラリア発世界放浪の旅経由ニューヨーク発信トリオによる、多国籍&無国籍なサイケ・シューゲイズ・サウンド。意外にこれがハマってます。 (えの)
16. Iceage - Broken Bone
弦が3本になった血のついたギター、体中に入れ墨をした10代の男子、耳の裏から出血し、ライヴで暴れるヴォーカル。刺々しいイントロのギター。突進してくるようなリズム隊。息がきれんばかりに何かを訴え、叫び続けるヴォーカル。USハードコアやパンクからド・ストレートで影響を受けたサウンド、だれにもこの勢いは止められません。これぞ、真のポスト・パンクです。 (一騎)
17. Enter Shikari - Sssnakepit
大混乱の場所を意味する“蛇の穴”と名付けられたこの曲はエンター・シカリ の第3章の扉を開けるに相応しいハイパー・テンションなシングルです。2011年リリース予定の3rdアルバムではメタリカ、AC/DC、エアロスミスを手掛けるマイク・フレーザーがミックスを担当、シカリ・サウンドは更に破壊力とへヴィネスを増しています。乞うご期待! (✈✈✈)
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