TRACK by TRACK スタッフによる楽曲解説

Hostessスタッフによる各曲解説!
スタッフ11名がお気に入りの曲を、ちょっぴり喧嘩しながらも取り合って選んだ、愛と情熱とちょっぴりくだけた解説です。
30曲捨て解説なし!!多少の脱線と雑文をお許し下さい。m(_ _)m

Disc1

1. Mogwai - White Noise
今年リリースされたモグワイのニュー・アルバム『ハードコア・ウィル・ネヴァー・ダイ・バット・ユー・ウィル』から、彼らの新しい幕開けにふさわしい楽曲ともいえるのが、この「ホワイト・ノイズ」。ここ数年は「グラスゴー・メガスネイク」や「バットキャット」といったヘヴィーでダークな爆音を掻き鳴らすイメージがあったので、一番最初に聴いた時は、ただもうびっくりの一言だった。しかし、彼らも「今までのアルバムとは全然違う」といっているように、この心機一転したモグワイ流ポップさが、俄然吉に出たと思う。私的には名盤『モグワイ・ヤング・チーム』に次ぐ、名作になっていると言いたい程の素晴らしい作品。ちなみに、この楽曲冒頭部分の人の話し声は、実は去年メタモで来日した際に日本で取った音なのだとか。(Marippe)
2. Arctic Monkeys - Brick by Brick
アークティックによる、100%正真正銘のロックン・ロール・チューン。 デビュー以来4作連続でUKチャート1位を獲得した最新大ヒットアルバム『サック・イット・アンド・シー』収録曲中、今年3月に真っ先に本人達のオフィシャル・サイトで発表された曲。 実はこの曲のメイン・ボーカルはアレックスではなく、マット(Dr.)が担当。マット本人に教えてもらった、この曲のカラオケで歌う時のポイントは以下3つ。 1. お腹に力を入れて、声を振り絞る。 2. 絶対立って歌うべきだ。(←ライヴでは、ドラムはどうするんだ!?) 3. ロックのスタンスだ。誰が見てるなんて考えずに! 最新のセットリストでも、この曲は必ず演奏している模様。フジロックのステージでは、マット伝授のポイントを忘れずに、全身全霊でこの曲を歌おう!! ブリック・バーイ・ブリーーーッ♪(三軒茶屋Cyndicate)
3. Queens Of The Stone Age - Avon
アークティック・モンキーズも尊敬してやまないUSロックバンドの記念すべきファースト・アルバムから1曲。ヘヴィーなギターリフとドラムのコンビネーションがこの曲を引率していますが、ロック・バンドにありがちな暑苦しい男気を振りまくなんて、そんなダサいことはしませんよ。歌詞はシニカルな要素に溢れており、そこにユーモアを入れることも忘れない。前身バンド、カイアスの解散後、クラウト・ロックをも思わせるヒプノティックなビートを手にし更には自らの音楽を「ロボット・ロック」と称し独自の路線を進んでいくジョシュ・オムの第一歩。(hiroshi)
4. British Sea Power<br />- Who's In Control
イギリスで最もイギリスらしいブリティッシュ・ロックを鳴らすバンドと言えばもちろん彼ら、ブリティッシュ・シー・パワー(BSP)だと思うわけです。キャッチーなメロディーにのせたギター・ロック、ちょっとひねくれた感じもまたよろし。同時期にデビューしたロックンロール・リバイバル流れのバンドが次々とシーンから姿を消す中、彼らが進化を止めることなくサバイヴできたのも、マイペースに自分たちの音楽を追求し続けたからこそ!この曲は、そんなBSP5枚目となる最新作『ヴァルハラ・ダンスホール』のシングル・ナンバー。開放感に満ち溢れたポップなこの曲を聴いていると、森に見立てたステージ上で弾ける彼らのフジロック‘04でのパフォーマンスを思い出す。そう、我々は彼らの元に帰らねば!なのです。今年のフジロック、両手を空にあげて踊りまくりたいあなたは必ずチェックを!私も苗場の森で彼らと弾けます!(デラちゃん)
5. WU LYF - L Y F 
ウー・ライフは何ものなのか?彼らのミステリアスさや、かっこいいアートワークで始めは好きになった人も多いはず。私は、彼らはまだガキで、純粋に何かを信じてて、何かを自分たちで始めようとしているところが凄く好き。一生懸命頑張っているのが良く分かるの。デビュー・アルバム『ゴー・テル・ファイアー・トゥー・ザ・マウンテン』からの曲「L Y F」には、バンドの心と魂が入ってる。今年のフジロックの山の中で、この曲のコーラス「You know, I love you forever、ever, ever, ever, ever」、(=「オレが永遠におまえを愛してるってわかってるだろ」)をヴォーカルのトムくんがしゃがれたソウルフルな声で、叫んだ瞬間、観てるガキの中にも何かが変わると信じたい。(とらとらぶらぶら)
6. Best Coast - Boyfriend
NMEが選ぶ「ベスト新人2010」にてザ・ド ラムスを抑え第1位に選出されたことにより、一躍注目を集めることとなったベスト・コースト。僕が日本盤の資料を作り始めるかなり前から、一部CDショップで先行輸入盤が大ヒットしていた事を思い出します。「猫ジャケ萌え」、「ゆるサーフ」、「可愛すぎてどうかしてるぜ!」などなど面白い店頭コメントが並んでいました。この曲「ボーイフレンド」は彼女たちの代表曲です。最初アーティスト写真を見たときのインパクトは忘れもしません。当時23歳のベサニーちゃんと怪しすぎる風貌のボブ・ブルーノ。(killwacko)
7. Ra Ra Riot - Too Dramatic
こんなに「ぎゅっ」とバンドの魅力が詰まったポップ・ソングは、他のアーティストを見渡してみても僕には思い当たらないかも。「ぎゅっ」と凝縮されいると同時にバンド・メンバーみんなが自由に音を奏でている。 そして、もう一つ彼らの魅力は“ライヴ”です。 ステージから力強く、そして優しく溢れんばかりのパワー。 “今”まさにみんなに聴いて欲しい音楽。自信を持って僕がオススメします! (パーマくん)
8. Gruff Rhys - Vitamin K
僕の中でLAでプールの隣に座って、カクテルを飲みながら聴きたい曲ナンバー1です。バート・バカラックの影響も凄く感じますが、そこにグリフの特別なマジックを入れ込んだ音という感じです。この魅力はスーパー・ファーリー・アニマルズの世界観とはまた違う感じですね。この「ヴィタミン・K」は、飲んでシャキッと元気になるという感じではなく、飲んでボ~ッと世界に浸れる感じです。(BNE)
9. Juana Molina - Son
<HOSTESSちょっといい話>「アルゼンチン音響派」として、世界のどこよりも早く日本で評価を受けたファナ・モリーナ。イギリスの人気レーベルであるドミノとの契約に至ったきっかけは、レーベル・オーナー、ローレンスがアメリカを訪れた際に、ボニー・“プリンス”・ビリーと一緒に車で知人の結婚式に向かっているとき、ボニーが車中でかけたファナのアルバムに惚れ込んだから、という嘘のような本当の話を聞いたことがあります。そんな風に、レーベルのアーティストって繋がっていくんだね、という素敵な例がファナなのでした。あ、ファナ本人は素晴らしいミュージシャンであると同時に、何ヶ国語も喋れて、ウナギが好きで、自分の洋服を自分で作っちゃうほど器用だったりもします。(えの)
10. Beach House - Zebra
海外主要メディアで2010年の年間ベスト・アルバムを総なめ(Gorilla vs Bear 1位、NME 3位、Stereogum 3位、Pitchfork 5位 他)にしたビーチ・ハウスの傑作3rdアルバム『ティーン・ドリーム』の冒頭を飾る楽曲。Hostessスタッフの間でも、2010年最も愛されリスペクトされたアルバムと断言できる程、オフィス内でも超ヘビーローテでした。この曲では、イントロのギター・リフに、美しすぎるコーラスが加わり、ビクトリアのかすれたヴォーカルが入った瞬間には、あなたもビーチ・ハウスの世界観にすっかり魅了されてしまう事間違いなし!今年公開の大ヒット映画「八日目の蝉」でも、超重要の感動シーンでほぼフル尺で使用されていました。(あの映画で泣かない人はいない!)
実は、ビヨンセ、ジェイ・Zがお忍びでライヴを観に行くなど、数多くのセレブからもファンを公言されているビーチ・ハウス。日本初上陸となるフジロックのステージ(7/31(sun)@RED MARQUEE)は必見です!!!(ハンカチもお忘れなく。)(三軒茶屋Cyndicate)
11. Warpaint - Undertow
元レッチリのギタリスト、ジョン・フルシアンテがプロデュース(ヴォーカルのエミリーの元彼でもあるのです・・)をしたEP「Exquisite Corpse」、そして2010年のSXSW出演時のパフォーマンスで、一気に世界中の注目を集めたLA発、女子4人組のウォーペイント。アンダーグランドな暗い部分と、しっかりとした“バンド”をしている部分が絶妙にバランスがとれていて、クセになる。少しひんやりとしたサウンドもまた彼女たちの魅力をグッと際立てている。もっと多くの人に聴いてもらいたい曲です。最後にもうひとつ、メンバーみんな本当に可愛いです。(パーマくん)
12. The Kills - Future Starts Slow
ザ・キルズの二人は本物のロックンロール・スターですね。「フューチャー・スターツ・スロウ」はムーディーなドラムビートから入って、ギターが入り、サビで爆発する、ちょっと暗めのRock n’Rollアンセムです。今年リリースした4thアルバム、『ブラッド・プレッシャーズ』の冒頭を飾り、最もアルバム全体の雰囲気を表した印象的なスタンドアウト・トラックです。聴きどころを簡単に言うと、サビのダブルヴォーカル部分。最高です!(BNE)
13. Kaiser Chiefs - Little Shocks
2003年に結成。2004年にデビューするや、いきなり話題の新人になり、デビュー・アルバムがUKチャート2位という華々しいスタートを切ったカイザー・チーフス。その後もリリースしたアルバム全てが驚異的セールスを記録し、数々の音楽賞を総なめにしてきた、今やUKを代表するモンスター・バンドの1つと言えるでしょう。そんな愛すべきモンスター・バンド、カイザー・チーフスが2年半振りにリリースしたアルバム『ザ・フューチャー・イズ・メディバル』からのシングル「リトル・ショックス」は、このバンドの懐の深さを見せつける非常に意欲的な快作と言えます。また、ライヴにも定評があり、常に高いテンションでぶちかましてくれるのはご存知の通り。今年で3回目となるフジロックのステージでも間違いなくぶちかましてくれるでしょう!!(T)
14. The xx - Basic Space(Jamie xx Space Bass Remix)
ザ・エックス・エックスのデビュー・アルバム『エックス・エックス』は2009年の8月にリリースされて以降、本当にじわじわヒットし続けています。正直に言っちゃうけど、最初はホステス・スタッフもこんなに売れると思ってなかった(笑)。でも今ではみんなのお気に入りアルバムです。さすがザ・エックス・エックス。2010年にイギリスで最も権威のある音楽賞<マーキュリー・プライズ>を受賞したこともきっかけとなり、アメリカでもブレイク。日本でも多数のメディアで年間ベストに選ばれました。

個人的にザ・エックス・エックスの魅力は空白の部分、つまりボーカルやビートの間にあるスペース。英語でこのような表現があります。「Speech is Silver, Silence is Golden 翻訳すると、「雄弁は銀、沈黙は金」、ようは沈黙は雄弁に勝るということです。彼らは沈黙を使うのは怖くないし、あんまり複雑な楽曲よりシンプルさを重要視していて、はかない美しさを生み出しているとと思います。そのスペースやビートを作成したのは、バンド・メンバーで、今や若手最重要プロデューサーとも呼ばれている、ジェイミー・エックス・エックスです。No Shitに収録の「ベーシック・スペース ジェイミー・リミックスではこの沈黙の特徴が特によく表れていると思います。

ジェイミー君はザ・エックス・エックスによる成功だけではなくソロでも評価を浴びるDJやプロデューサになりました。実はジェイミーって今ロンドンで盛り上がってるダブステップ・シーンのパイオニアでもあり、更に最近亡くなった、伝説の詩人、ギル・スコット・へロンとコラボしたアルバム『ウィ・アー・ニュー・ヒア』もリリースされたばかりですね。去年フジロックで出演したザ・エックス・エックスと同じステージで今年ジェイミー・エックス・エックスがDJするよ。覚えてる人もいると思うけど、ジェイミーは去年来日した時、DommuneでのDJがめちゃかっこよかったんだ。ちなみに、金曜夜のダンス・ステージはJamie xx、WashedOut、Four Tet、SBTRKTのかなり豪華ラインナップ!これは見逃せない!See you at the frontね。(とらとらぶらぶら)
15. SBTRKT  - Pharaohs (feat. Roses Gabor)
「サ、サ~、サブトラ、、、あっあの覆面のダンス・プロデューサーって良いよね!」なんて、自信なさげに、そして中途半端に彼の名を呼ぶのはもう止めよう!呼び方はサブトラクト!英語で”引き算”の意味を持つこの覆面プロデューサーのプロフィールは一切謎に包まれている。ジャイルス・ピーターソン、ディプロ、スウィッチ等が早くから絶賛した、そのヤバい音に他アーティスト達からリミックス依頼が殺到。今までアンダーワールド、M.I.A、ゴリラズ、ベースメント・ジャックス等のリミックスを手掛けている。ダブステップ、ハウス、テクノ、ジャズ、アフリカン、ワールドミュージックまであらゆるダンスミュージックのエレメンツを抜群の”引き算”センスでネクスト・レベルへと昇華させたデビュー・アルバム『サブトラクト』は避けては通れない今年の名盤ですよ!(✈✈✈)
16. Four Tet - Love Cry (radio edit)
デビュー初期は“フォークトロニカ”(死語?)などと言われていたフォー・テットが、近年DJ活動に力を入れ、ミニマル・テクノの要素をふんだんに取り入れた最新作『ゼア・イズ・ラヴ・イン・ユー』で新たなダンス・イメージを打ち出すことに成功した事は、記憶に新しいだろう。そんな最新作からの代表曲がこの「ラヴ・クライ」。この楽曲は『ゼア・イズ・ラヴ・イン・ユー』の中でも一番古い時期に作られた楽曲の1つで、この曲を軸に最新作の方向性が出来上がったのだと言うから、フォー・テットの中でも重要なキーを握る作品だ。昨年、西麻布のelevenにて久しぶりの来日公演を行った際には、入り口で長蛇の列を作ってしまう程の入場規制がかかり、「見たかったのにちゃんと見れなかった…!」という人も多かったはず。今年のフジロックへ行く人は、もはや確固たる人気を確立させたフォー・テットを、是非とも見ておくことをおすすめします!(Marippe)
17. The Chemical Brothers - Container Park
ご存知ケミカル(akaケムズ)の最新作は話題の映画「ハンナ」のサウンド・トラック!「ふーんサントラかー、ちょっと様子見るかー。」なんて侮ってはいけません。そんなアナタはまずこの曲を聴いてみて下さい。100%ケミカル節の効いたパンチ力抜群のトラックです!(既に劇場やWEB上で公開されている映画の予告編でもバッチリ使用されていますよ!) 今回のサントラはケミカルが映画のシナリオに合わせて一曲ずつ作っていったらしく、各楽曲タイトルは場面ごとのシーンそのままになっているのですが、映像を観てから作ったのではなく飽くまでもシナリオを聴いてケミカルが想像する音に仕上げたとのこと。むしろ映像はケミカルの音に合わせて編集されたのだとか。確かに映画を観るとそのことに至極納得する程、映像と音の相性がバッチリ。観終わった直後にサントラが欲しくなるのは間違いありません。ちなみに、サントラはこの曲以外にも最低4曲はシングルとしてリリースしてもおかしくないクオリティ(もちろんそれ以外の曲もケムズの魅力満載!)です。気になる映画は8月27日から全国公開!サントラ・リリース、フジの大トリ(なんと6度目の出演!)、映画公開と、この夏もケミカルから目が離せませんよー。 (三軒茶屋Cyndicate)

Disc2

1. Friendly Fires - Live Those Days Tonight
このUK3人組バンドが特別である理由、それはハウス、ファンク、ソウルといったブラック・ミュージックをポップのフォーマットに変換する技に長けているからだと思います。そして彼らのセカンド・アルバムはそれらの音楽がもつ刹那を実直に表現しています。そんな新作の1曲目。バウンスするビートと緻密な音作りはさすがの一言ですが、この曲の肝は音よりもその歌詞。インスピレーションはボーカルのエド・マクファーレンがYoutubeで80年代のレイヴ映像を見たことから得たもの。
「僕はキミの経験した時代を感じることはないし
 キミの貴重な過去に触れることも出来ない
 でも僕はその日々を今夜生きてみせるよ。
 キミは自分の積み重ねてきた歴史は
 僕みたいな人間には手が届きっこないと言う
 でも僕は生きる、生きる、生きる
 僕はその日々を今夜生きるんだ」
決して手の届かないものへの強烈な欲求と、エドの情熱的な歌がダンスミュージックにおける刹那とリンクし、得も言わぬ感情を喚起させます。 (Hiroshi)
2. Toro Y Moi - New Beat
絶賛されたファースト・アルバム『コージャーズ・オブ・ディス』を、「ああチルウェーヴね」なんて物知り顔でスルーしていた私に、「いや本当にこのアルバム良いんです!」と力説してくれたモンチコンの皆さま、ありがとうございました。おかげでファーストの良さに目覚め、このキラー・トラック「ニュー・ビート」が入ったセカンド・アルバム『アンダーニース・ザ・パイン』が出る頃にはすっかりトロちゃんの虜になることが出来ました。多謝!ファーストとは一転してグルーヴィーでいなたいライヴ・サウンド満載のこのセカンドは、ナードな音楽好きっ子から雰囲気お洒落リスナーまでを取りこむ度量の深さ&間口の広さが魅力のような気がします。「今時、瀧廉太郎ぐらいしかしてないよ、そんな眼鏡!」と突っ込みたくなる(でも本人には言えなかった)真ん丸な眼鏡も素敵です。あ、トロちゃんことチャズ君、実は絵も上手いんですよ!(えの)
3. These New Puritans - We Want War (SBTRKT Remix)
2010年NME誌年間ベスト1位に選ばれたTNPの大傑作セカンド・アルバム『ヒドゥン』からのリード・シングルをSBTRKT(サブトラクト)がリミックス。原曲のトライバルなビートはダブステップ独特のビートに置き換えられています。 このバンドが持つダークなオカルト要素と夜の音楽であるダブステップがマッチしたナイス・リミックス!SBTRKTここでもいい仕事してますよー。(Hiroshi)
4. Mum - Hullaballabalu
「フラバラバルゥ、フラバラバルゥ♪」…と冒頭部分からムーム・ワールドが炸裂しているこの楽曲は、最新作『シング・アロング・トゥ・ソングス・ユー・ドント・ノゥ』(2009年)に収録されている、ここ最近のライヴでの定番曲。今年のtaico clubでも可愛く素晴らしいパフォーマンスが印象的でした。前作からメイン・メンバーであるオルヴァルとグンニの2人を筆頭に、7人編成で活動を行なっている彼ら。ツアー中もメンバー7人で行動することが多い仲良しさん達で、最新作ではそんな彼らの親密さや気さくさがとても良く表れています。先日来日した際には、新作に向けて楽曲を作っているよと答えてくれたので、あともうちょっと待てば、彼らの新しい曲が聴ける日もそう遠くないかも?(Marippe)
5. Esben & The Witch - Marching Song
ソニック・ユースやペイヴメント等が所属する名門レーベル、マタドールが約10年ぶりに海を越えてUKのバンドと契約をした事で、2011年早々から話題となったエスベン・アンド・ザ・ウィッチ。マタドールのインディー・レジェンドの足跡をたどることは、世界中の期待を一身に背負った新人バンドにとって、そうとうなプレシャーだったと思うけど、個人的にエスベン・アンド・ザ・ウィッチはバンド・キャリアの第一歩を順調な出だしで踏んだと思う。そのデビュー・アルバム『ヴァイオレット・クライズ』のハイライト・トラックが、この「マーチング・ソング」で、バンドの本質がこの一曲からハッキリと分かるよ。主にシューゲイズの轟音ギターとメランコリックなメロディーが、音響的な説得力とパワーを持っていて、曲が終わった後でも、暫くの間、体に響いて残る部分がある。(とらとらぶらぶら)
6. Deerhunter - Desire Lines
一部ではインディ界のアイドルとして黄色い歓声を浴びるくらいギャルに人気だという噂もあるブラッドフォード君率いるディアハンター。いままでの来日ツアーも、どこへ行っても満員御礼の人気っぷりに、「もうちょっとCDが売れてもいいんじゃないか?」と首をひねるホステス社員が続出しているとかいないとか。実物のブラッドフォード君は、周りが引くほど喋り倒したと思ったら、ふらっとどこかへ行ってしまうような、ある意味かなり危険な香りのするハイテンションな若者でした・・・と、ここまで書いてみて気付きましたが、この「ディザイア・ラインズ」は「ディアハンターの隠れイケメン」ことロケット君の作曲でした!ダイナソーJR内のルー・バーロウ的存在とでも言いますか、実は結構良い曲を書いているんですよ、このロケット君。次からはぜひ、ちょっとだけ注目してみてください。(えの)
7. The Morning Benders - Excuses
米カリフォルニアの草食系男子代表、クリス&ジョナサン・チュウ兄弟とジュリアン・ハーモンによるザ・モーニング・ベンダーズ、大傑作2ndアルバム『ビッグ・エコー』収録の大感動チューン。名曲中の名曲、だけどチルアウトしたい時にも聴ける気取らない感じと心地良さがとにかく堪らない。スカイブルーとマリンブルーに染まったビーチを全面に打ち出したジャケットそのまんまなサンシャイン・ポップは、正に“夏”。でも温かなサウンドと歌は肌寒い時こそ心にじんわり染入るもので、季節が変わっても毎日のように聴いては癒されていた。しかも、フロントマンのクリスは日本の逗子市生まれで、ツイッターでもたまに日本語を使ったりするので、余計に応援したくなったりもした。おぉ。私はもはや完全に彼らにメロメロではないか!クリスにとっては凱旋ライブとも言える初来日&サマソニ出演は、諸手を挙げて彼らを歓迎したい。(デラちゃん)
8. Black Mountain - The Hair Song
2005年にデビューしたカナダはバンクーバー出身の5人組、ブラック・マウンテン。コールドプレイのオープニング・アクトを務めたり、映画『スパイダーマン3』のサントラに曲を提供したりと、着実に実績を積み重ねてきたブラック・マウンテンが2010年にリリースした3rdアルバム『ウィルダネス・ハート』のオープニング・トラックがこの「ザ・ヘア・ソング」。バンドの中心人物であるスティーブン・マクビーン曰く「今までで一番メタルでフォークなアルバム。目を閉じて雑念を消し、ひたすらノリに身を任せた。そうしてできたアルバムなんだ」 とのこと。このバンドのことをよく知らないっていう人がまだまだ多いと思うけど、今年のサマソニの深夜に登場するんで今からチェックですよチェック!かなりヤバいことになると思うよ。(T)
9. Little Barrie - How Come
ロンドンが誇るロックンロール・バンド、リトル・バーリーの3rdアルバム『キング・オブ・ザ・ウェーヴス』の2曲目に収録されたリズミカルなロック・ナンバー。エドウィン・コリンズがプロデュース。このバンドはアルバム・リリースの度にドラマーが交代するというジンクスのあるバンドだったりしますが、初代ウェイン、2代目ビリーを超える濃ぃ~味ドラマー、ヴァージル・ハウの加入により、グルーヴ感やリズムが格段にパワーアップ。そうそうヴァージルさんは英国のバン ドYESの伝説的ギタリスト、スティーヴ・ハウの実息なんです。(killwacko)
10. Smith Westerns - Weekend
キラキラ眩しい!このキラキラ・マジックは何!?というほど輝いているこの曲は、アメリカはシカゴ出身の3人組、スミス・ウエスタンズの2nd『ダイ・イット・ブロンド』からシングル・カットされた超キラー・チューン。よく見たら、見た目もキラキラ若い(平均年齢20歳くらい)。イケメン・オーラを出してる割にどことなくタルそうなのも、若さの証拠か・・・はぁ(溜息)。1st『スミス・ウエスタンズ』では、ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』をコラージュした、何となく法律的にokでない気もするジャケットを採用するも「学校の友達が作ってくれたんだ~」と、当の本人はなかなか緩い。とことんマイペース。ローファイ・キッズと言うに相応し過ぎるじゃないか!しかしながら、ステージでは意外と激しい。個人的には昨年のロンドン公演で既に目撃済みなのですが、初来日となるサマーソニック2011では、ギタリスト、マックス君の足の絡みに注目!「はて?足の絡みとは?」と突っ込む前に、これを聴いてサマソニでパフォーマンスを見るべし!(デラちゃん)
11. The Horrors - Moving Further Away
前作『プライマリー・カラーズ』で圧倒的な評価を得た彼ら。 自信と確信を確かなものにしてバンド自らのプロデュースで制作した渾身の3rdアルバム『Skying』の収録曲の中で最も長く、彼らの新たな方向性を表している曲です!だけど随所に「ザ・ホラーズらしい」部分も。ライヴでどうアレンジしてくるのか楽しみな曲!ちなみに、ヴォーカルのファリスが愛用しているジーンズ・ブランド“Nudie Jeans”僕も愛用してます~。(←どうでもいい情報)(パーマくん)
12. Vitalic - Poison Lips
「あっあのラップトップ1台でパンク界に殴り込みしたパスカル・アルベー・ニコラスって良いよね!」なんて、アーティストを本名で呼ぶのはもう止めよう!彼の名はヴィタリック!!空前のエア・ギター・アンセム「マイ・フレンド・ダリオ」等クラブヒットを連発し、2 many DJ’s、LCD Soundsystem、石野卓球や大沢伸一など著名クラブ系アーティストから今尚熱烈な支持を受けるヴィタリック。そう言えば2011年のZepp Tokyo来日公演、2 Many DJ’sがヴィタリックのヒット曲「ラ・ロック」をかけた時、誰よりもガンガン踊ってたパーリィーピーポーは彼でした。(✈✈✈)
13. Simian Mobile Disco - Cruel Intentions
「エス、、エム、、ディー、、、あっあの眼鏡とモジャ髪の2人組みって良いよね!」なんて、アーティスト名を頑張って短縮しようとするのはもう止めよう!呼び方はシミアン・モバイル・ディスコ!一大エレクトロ旋風を巻き起こしたモンスター・エレクトロ・デュオがゴシップの巨漢ライオット・ガール、ベス・ディットーをフィーチャーした鳥肌モノのキラー・チューン「クルーエル・インテンションズ」は21世紀のモダンなポップ・ソング傑作だ!08年のFujirock出演後にディプロ、スイッチと一緒に温泉にモジモジ恥ずかしそうに入っていたジェイムス・フォード(モジャ髪の方)ですが実はロック系のプロデューサーとしても引っ張りだこで、アークティック・モンキーズ、クラクソンズ、ザ・ラスト・シャドー・パペッツ等の作品のプロデュースを手掛けています。 (✈✈✈)
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