Hostess Entertainment Unlimited

Behind the Shadow DropsBehind the Shadow Drops

Behind the Shadow Drops

ビハインド・ザ・シャドウ・ドロップス

Behind the Shadow DropsはTakaakira 'Taka' Gotoの新しいソロアーティストとしての挑戦である。日本を代表するエクスペリメンタル・ロック・バンドであるMONOのギタリストであり、作曲者である彼が2016年に立ち上げたBehind the Shadow Dropsは、Gotoの様々に異なった様式の音楽からのインスピレーションと情熱によって、アンビエント、トリップ・ホップ、インダストリアル、そして現代クラシックと呼ばれるような様々な音楽要素がまとめあげられている。

Gotoのホーム・スタジオでレコーディングされ、トータス、ザ・シー・アンド・ケイク、ヨ・ラ・テンゴなどを手がけてるプロデューサーであり、パーカッショニストであるジョン・マッケンタイアによってミックスされた今作『H a r m o n i c』は、Gotoのダイナミックでありつつ、塞ぎ込むような複雑で相反する構成と、マッケンタイアがその実力を知られるドラム・プログラミング、そしてその打楽器的な感覚が見事に融合した作品となっている。

今作では、GotoがこれまでMONOで聴かせて来たメランコリックな作品の影が見え隠れしながらも、超俗的なシンフォニックなシンセサイザー、ドラム・マシーン、ノイズ・ループ、そして悲しみに沈むような弦の調べ(ロサンゼルスのエクスペリメンタル・チェリスト、ヘレン・マネーが参加している)がゆっくりと満ちていくことで、その姿を変えていく。雲に影る月を映す夜の海のさざ波のようにも似て、『H a r m o n i c』は美しさそのものでありながら、それは深い断崖の暗闇に、儚くも不断に輝く光によって映しだされる不穏な影でもあるのだ。

DISCOGRAPHY

H a r m o n i c [2017 Temporary Residence / MAGNIPH / Hostess]